洋服や小物を手がけ、国内や海外で人気のブランド「ミナ ペルホネン」の、東北初の直営店が11日、岩手県盛岡市にオープンしました。店は、歴史ある町家に作られ、ファンの話題になりそうです。 記者「盛岡市の紺屋町番屋の近く、歴史と文化が香る街並みに自然に溶け込んでいるこの町家が店舗です」 　盛岡市紺屋町の町家をリノベーションして、11日オープンした「ミナ ペルホネン モリオカ」です。フィンランド語で、ミナは「私」、ペルホネンは「ちょうちょ」を意味します。 　店内には、レディースの洋服や子供服のほか、ヴィンテージの小物、オリジナルの布を使った家具などが並びます。 　これまで国の内外のブランドと多くのコラボレーション商品を発表している世界的な人気ブランドで、店舗は東京や京都などにありますが、東北への出店は盛岡が初めてです。 　およそ30年前にブランドを設立した、デザイナーの皆川 明さんが、盛岡の街にほれ込み、出店を決めたということです。 皆川 明さん 「私の家族が30年以上盛岡に東京から移住しまして、私にとっては田舎のようにお盆やゴールデンウィークやお正月に戻って戻るといいますか家族に会いに来てましたのでそれで盛岡っていう場所にとても愛着がありました。そしてこの土地や暮らし方がとても好きになっていつか盛岡でお店を出したいなぁと思っていたんです」 　構想から15年。この町家の持ち主に出会い、念願の盛岡店を構えました。 皆川 明さん 「このお店が何十年もまたは100年以上でもずっと長く地域に愛されて残っていくといいなと思っています」 　オープン初日の11日は、関東などからもファンが訪れた「ミナ ペルホネン モリオカ」。来年の春には、敷地内にカフェやギャラリーもオープンする予定です。