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大きく伸び上がって見える新湊大橋＝５日午後１時５分ごろ、魚津市内

海岸には蜃気楼を見ようと大勢の人が集まった

　富山県魚津市の海岸で５日、今年１５回目の上位（春型）蜃気楼（しんきろう）が観測された。魚津埋没林博物館は、５段階（Ａ～Ｅ）で示す発生状態を上から２番目のＢランクと認定した。Ｂランクの観測は今年３回目。同館によると、富山市方面から射水市方面までの広い範囲で風景の伸びや反転が見られた。 　午前８時ごろにＤランクが発生。午後０時５０分ごろにＢランクとなり、富山火力発電所（富山市）や新湊大橋（射水市）周辺の変化が大きくなった。 　海の駅蜃気楼そばの海岸では、大型連休中とあって大勢の写真愛好家や観光客が集まった。肉眼でも分かる幻想的な光景に「すごい変化しとるぞ」「初めて見られてうれしい」と次々に歓声が上がった。