復活の右腕が本拠地で勝利!2勝目の奥川恭伸に斎藤雅樹氏「1球1球、魂を込めて投げてるという感じがした」と熱投に拍手
◆ 「たくましくなってきた」 ヤクルトが阪神に完勝。連敗を4でストップさせ、この日敗れた中日と同率の5位に浮上した。この日は今シーズン復活した奥川恭伸の好投が勝利を呼び寄せた。 2022年3月29日以来の神宮のマウンドに立った奥川は初回を3人で片付けると、その裏にも方打線がいきなり3点の援護。2回、3回はランナーを背負いながらも得点は許さぬ粘りのピッチングも見せると、3回裏には同期入団の長岡秀樹のタイムリーを含む2点を追加しヤクルトペースに持ち込む。勝利投手の権利のかかる5回、中野拓夢にタイムリーを浴び1点を失ったが後続を断ち、この回限りで降板。その後はヤクルトのブルペン陣が阪神打線を無失点に抑え、奥川にとって995日ぶりとなる本拠地での勝利をアシストした。 今季負けなしの2勝目を挙げた奥川について、29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した斎藤雅樹氏は「一生懸命腕を振って投げてるなっていう感じですよね。3つのフォアボールに、1つのデッドボールっていうのは、奥川らしくないといえばそれまでなんですけど、1球1球、魂を込めて投げてるっていう感じがしましたね」と気迫の投球を称賛。 もうひとりの解説者の谷沢健一氏は「ずっと肘が痛くてね、故障してて。そこで自分の力で肘に筋肉をつけて、トレーニングも非常に過剰なトレーニングがやってきたと思うんですけど。手術をするぐらい痛かったのにそれを自分で治して、なんかこうたくましくなってきたし、体ももう一回り大きくなってきたような、そんな感じがしたね」と苦難の上に復活を遂げた右腕を称えていた。 長く暗いトンネルを抜け、ようやく目指していた場に帰ってきた奥川恭伸。エースへの道のリスタートは、着実に進んでいる。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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