先生はオリンピアン アーティスティックスイミング、パリ出場の木島選手が白山で体験教室
●ソウル出場の飛び込み・浅田さんも指南 オリンピアン2人による水泳のアーティスティックスイミング(AS)と飛び込みの体験教室(北國新聞社後援)は27日、白山市松任総合運動公園室内水泳プールで開かれた。今夏のパリ五輪に出場したASの木島萌香選手(同市出身)と、1988年ソウル五輪で活躍した飛び込みの浅田雅子さん(能美市出身)が小学生32人に競技の魅力を伝えた。 教室は白山市、県水泳協会などが競技人口拡大を目的に開き、木島選手が地元でASの教室に参加するのは初めて。 木島選手は子どもたちと一緒にプールに入り、水中で動くこつを教えたり、低学年の補助をしたりした。参加者は「ジャンボリミッキー」の軽快な音楽に合わせて背泳ぎやジャンプ、振り付けをしてASの楽しさに触れた。 浅田さんは、飛び込む時の姿勢や技の種類について指導し、子どもたちが1メートル台から勢いよく飛び込んだ。 体験会の後には、木島選手と金沢スイミングクラブ小立野の生徒らによるASの模範演技が行われ、2大会連続で五輪に出場している木島選手が卓越した足技と表現力で参加者の視線を集めた。 木島選手は「アーティスティックスイミングが楽しいと思ってもらえたらうれしい。美しさ、楽しさの中にも厳しさがあるので、頑張ることも伝えられたらいい」と話した。 浅田さんは「きょうの指導経験が生きて、競技を始めることにつながってほしい」と期待を込めた。