米軍普天間飛行場 F22が「ローアプローチ」繰り返す 宜野湾市上大謝名で「聴力機能に障がいを与える」104.5デジベルの最大騒音値
【宜野湾】米軍普天間飛行場で2日午後1時25分ごろから同45分ごろにかけて、米軍のF22ステルス戦闘機が滑走路上を低空で通過する「ローアプローチ」や旋回を繰り返した。宜野湾市によると、上大謝名局で午後1時40分に「聴力機能に障がいを与える」とされる104・5デシベルの最大騒音値を観測した。同市内では100デシベルを超える騒音を計4回記録した。 【写真】夜の米軍普天間飛行場内で消火訓練する隊員ら F22は同日正午過ぎに米軍嘉手納基地を離陸。1機が普天間飛行場に飛来すると、ローアプローチや旋回を少なくとも8回繰り返した。 市によると、上大謝名局で午後1時30分に100・1デシベル、同34分に101・2デシベル、愛知局で同30分に100・6デシベルをそれぞれ観測した。 飛来した時間帯に市民から「戦闘機が低空飛行している」「恐怖を感じる」などの苦情が市に17件寄せられた。市は戦闘機や普天間に所属しない外来機などの飛来に反対している。(中部報道部・砂川孫優)