いよいよヤバイ…。欧州で大苦戦する日本人選手(1)~(3)。新天地選びで大ミス!? 日本代表の常連が低迷
欧州の2023/24シーズンでは、遠藤航や久保建英のように順調なシーズンを過ごす日本人選手もいれば、苦戦している選手もいる。今回は、シーズン終盤に差し掛かっている中で苦しんでいる主な欧州日本人選手を3人紹介する。※成績は3日時点の『transfermarkt』を参照。
DF:小林友希(セルティック) 生年月日:2000年7月18日 23/24リーグ戦成績:0試合0得点0アシスト 昨年1月にセルティックへ移籍した小林友希が苦境に立たされている。現在クラブを率いるブレンダン・ロジャーズ監督の下で完全な構想外となっており、今季はシーズンの半分以上経過した今でも公式戦での出場がゼロ。ベンチ入りもたったの1試合しかない。 地元ヴィッセル神戸の下部組織出身の小林は2018シーズンに17歳の若さでトップチームデビューを飾った。クラブ生え抜きの左利きのCBということもあって期待値は高く、横浜FCへの期限付き移籍から復帰した2021シーズンから主力に定着していた。 この活躍に目を付けたのが、当時アンジェ・ポステコグルーが監督を務めていたセルティックである。2022シーズン終了後に獲得すると、1年目は公式戦7試合出場とまずまずの出場機会が与えられていた。ところが監督がロジャーズへと変わった2023年夏にセルティックが小林と同世代のCBを2人獲得したことで風向きが大きく変わる。現状の立ち位置としては6番手まで下がっており、ベンチ入りする気配すらない。現在はJリーグ復帰を含めた移籍の噂が出ているが、セルティックと2028年夏までの長期契約を結んでいることが移籍の障壁となりそうだ。
MF:鎌田大地(ラツィオ) 生年月日:1996年8月5日 23/24リーグ戦成績:18試合1得点1アシスト 鎌田大地のラツィオでの旅は苦戦が続いている。セリエA第27節を消化した時点でのスタメン出場は8試合しかなく、直近は3試合連続で出番がない。 鎌田は前所属のフランクフルトで結果を残し続けていた。チームとしてはUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝を成し遂げ、個人としてはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では日本人史上初となる3試合連続ゴールを記録。公式戦179試合で40得点33アシストとハイペースで得点に関与するなど、長い期間をチームの中心として過ごしていた。 ところが、フランクフルトと契約満了となり昨夏に移籍したラツィオでは、先述した通り試合にもあまり絡めていない。マウリツィオ・サッリ監督はチームの絶対的な存在である10番のルイス・アルベルトと鎌田よりフィジカル面で強いマテオ・ゲンドゥージを重宝しており、現状は彼らとポジション争いすらできていない。鎌田とラツィオの現行契約は今季まで(延長オプション付き)であり、このまま序列が変わらないのであれば今夏に再び新天地を求めることになるだろう。