女性当選者、最多を更新…2009年衆院選の54人を上回る
今回の衆院選では、女性候補の当選者が2009年衆院選の54人を上回り、過去最多となった。
立候補した女性は、最多だった09年を上回る314人で、21年前回選の186人から69%増えていた。全候補者1344人に占める女性候補の比率は23・36%に達し、初めて2割を超えた。ただ、女性候補の比率を「25年までに35%」とする政府目標の達成には至らなかった。
政党別でみると、女性候補は共産党の88人が最多で、自民党が55人、立憲民主党が53人で続いた。女性候補の比率は共産が37・3%、自民が16・1%、立民が22・4%だった。
自民の女性候補は、現行の小選挙区比例代表並立制下で最多となった。政治資金問題で一部の前議員に比例選との重複立候補を認めず、代わりに比例選候補として女性を多く擁立したことが背景にある。