マッチルームがタイソン・フューリーと契約しなかったのはなぜだろうか？エディー・ハーン氏の父がその理由を語った。

タイソン・フューリー

マッチルームの会長でありプロモーターのエディー・ハーン氏とヘビー級で2度王者に輝いたアンソニー・ジョシュアは、プロキャリア初期から手を組み、長いパートナーシップを築いてきた。 タイソン・フューリーを長年に渡りライバル視しているジョシュアが、今年後半に英国人対決を実現させる可能性がある。エディの父親であるバリー・ハーン氏が、フューリーがプロに転進する前に彼をマッチルームへ迎え入れる可能性があったことが明かされた。 アマチュア時代に多くの成功を収めたフューリーは、プロモーターたちから熱い視線を集めていたが、最終的に「ヘネシー・スポーツ」のミック・ヘネシーと契約することとなった。 現WBC世界王者は後にフランク・ウォーレン、ボブ・アラムのもとへと移籍してゆくことになるが、バリー・ハーン氏はフューリーと初期段階の交渉過程に就いていたことを明かした。 「秘密を明かすが、これを知っている人はほとんどいない。プロ転進よりもずっと前、私はタイソン・フューリーを契約寸前まで迎え入れたんだ」ハーン氏は『LuckyBlock.com』に語った。 「ニューカッスルで試合を見ていたときだ。タイソン、大きな体格に素晴らしい名前だ・・・・・・それが第一印象だった。お金が次々と舞い込んでくる様子が目に浮かんだね」 「タイソンの父親ジョンは『息子がプロになる。お前と契約したいと思っている。しかし契約金として10万ポンド(※訳1900万円)が必要だ』と言った。これは何年も前の話だ。それは莫大な金額だった。まるでオリンピックチャンピオンに匹敵する。この若者は確かな実績があるわけではなかった。だが、たしかにその潜在的な価値は巨大だった」 日本時間2月18日、タイソン・フューリーはオレクサンドル・ウシクとヘビー級4団体統一王者決定戦を行う。試合の模様はDAZNからPPVで独占配信される。試合前の到着セレモニー、公開練習、記者会見、前日計量も配信される予定。