熊本・益城町で「マネー講座」 親子23人がお金について学ぶ
「親子で学べるマネー講座」が10月26日、「TOYODA HEW STUDIO 益城校」(益城町古閑)で開催された。主催はトヨダ体育教室。(熊本経済新聞) 【写真】当日の様子 子どもには「お店やさんごっこ」を体験することで正しい金銭感覚を、保護者には「お小遣い」「お金の知識」を、それぞれ学んでもらうのが狙い。当日は、募集に応じた親子9組23人が参加した。講師は「キッズ・マネー・スクール」を各地で展開する川島一浩さん。 当日は、最初に「お金クイズ」を出題。「日本には何種類のお金があるか」「5円玉に描かれた絵は」「お金がない時代にお金の代わりに使われていたのは」などを親子で考えてもらうと、正解して喜ぶ様子も見られた。 「お店やさんごっこ」では、何やさんになりたいのかを子どもたちに選んでもらった。商品に色を塗り価格を決めて客(保護者)に販売。手元にあった1万円が最後はいくらになり、どのくらいの売り上げになったのかを確かめた。 保護者向けには「大人のためのマネースクール」と題し、家でできる家庭内の子どもへの金融教育、お小遣いの渡し方と管理について学んでもらった。 6歳の平井悠翔(はると)さんと参加した父親の丈士さんは「普段できない体験になった。子どもが『どうすれば売れるか工夫をする』ことが実感できたし、働くことの喜びを学んでくれたのがよかった」と話す。悠翔さんは「商品が売れたときはうれしかったし、楽しかった」と笑顔を見せた。 トヨダ体育教室の宮崎優輝さんは「年金問題や物価の高騰、キャッシュレス化が進む中、これからの時代を生き抜くためには、早い段階でお金の基礎知識を身に付けてもらうことが重要。お金の大切さや働くことの意味を体験してもらい、自然とお金に対する意識や感謝の心を育んでもらえた」と話す。
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