40代からはじめる「認知症リスク」はこう防ぐ…将来“ボケない脳”をつくる生活習慣「睡眠」「趣味」「スマホ」との付き合い方
先月に厚労省の国立社会保障・人口問題研究所が公表したこの数字は一時Xでトレンドにランクインするなど、衝撃の波紋が広がっています。 【マンガ】マイホームは「持ち家」か?「賃貸」か? ついにその「答え」がわかった… “人生100年時代”と言われる一方で、歯止めの効かない少子高齢化が進む日本。先行きの見えない状況下で老後を迎えるにあたり、私たちはどう備え対処していけばよいのでしょうか。 長生きが不可避となった時代に老化した脳を持ったまま、30年、40年と生き続けるのは大変です。 人とのコミュニケーションもお金の管理も、若々しい脳がなければ難しくなります。 ただ幸いなことに、ちょっとした努力をしさえすれば脳は何歳であっても若返ることが研究成果から明らかになっています。 『死に方のダンドリ』より<【前編】じつは、認知症の予防は「40代からの過ごし方」で変わる…将来、“ボケない脳”を作る「食べ方」と「歩き方」の簡単なやり方>に引き続き、一生ボケない! 脳を若返らせる5つの生活習慣をご紹介します。
(3)夜の睡眠時間を最低6時間以上とろう
睡眠は心身を休ませるためだけのものではありません。脳を休ませると同時に、記憶を定着させる働きもあります。生活習慣病の予防にも役立ちます。 睡眠に問題がある人はそうでない人に比べて認知症全体の発症リスクが2.4倍、アルツハイマー型認知症の発症リスクは2.92倍になるという論文があります。 また、アルツハイマー型認知症の原因の一つであるアミロイドβタンパクは深い眠りに入ったときに除去されるという研究結果もよく知られています。それだけ睡眠は認知症予防に大きな役割を果たしているのです。 仕事や家のことで忙しい時期はあるかもしれません。それでも睡眠時間だけは脳のためにしっかり確保することをぜひ習慣づけてください。時間の目安は最低6時間以上。昼寝はしなくても大丈夫です。日付が変わる前にベッドに入り、6時間以上寝るようにしましょう。 年齢を重ねるとともに夜中に目が覚めたり、トイレに起きたりする方もいると思います。しかし、それは当然のこと。睡眠が細切れになることを過剰に気にする必要はありません。またベッドに戻って寝ればいいと割り切りましょう。