21年ぶりにメインMCに旧ジャニーズ不在の『24時間テレビ』 相葉雅紀は出演も視聴率爆死のピンチ
8月31日から9月1日にかけて、『24時間テレビ』(日本テレビ系)が放送される。毎年、恒例の番組だが、’24年は番組の進行に関して大きく変わった点があるという。 【画像】「11・3」復活ライブはあるか? 25周年の『嵐』懐かしいメンバーの「歴史的画像集」 「メインパーソナリティーが廃止になりました。’03年の『TOKIO』以来、旧ジャニーズ事務所(現・STARTO ENTERTAINMENT)のタレントがメインを務めていましたが、今年はお笑い芸人や俳優など24人が出演してさまざまな企画に挑戦する形式です。いまのところ、旧ジャニーズで出演するのは、『嵐』相葉雅紀(41)と『King & Prince』髙橋海人(25)のみ。髙橋は音楽企画に参加する程度なので、番組の目玉であるチャリティー企画には相葉しか呼べなかったと言っても過言ではありません」(スポーツ紙記者) 相葉が出演するとはいえ、20年以上旧ジャニーズが番組の“顔”だったことを考えると、ファンにとって今年は“旧ジャニーズ不在”の『24時間テレビ』と言えるだろう。 旧ジャニーズ事務所は’23年に創業者・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題が大きな話題を呼んだ。一部のメディアでは、日本テレビがこの問題を受けて、『24時間テレビ』への旧ジャニーズタレントの出演を減らしたと報じられた。だが、内情はそうではないという。 「当初、STARTO社タレントがメインを務める案も出たそうですが、見送りになりました。どうやら、STARTO社側が難色を示したようです。日本テレビは、’23年に系列の日本海テレビ元幹部社員が、『24時間テレビ』の売上金や寄付金を着服していたことが発覚し、厳しい批判にさらされました。こうした世間の反応を鑑みて、オファーを断ったといわれています」(テレビ局関係者) ここ最近だけを見ても、’21年には『キンプリ』、’22年には『嵐』二宮和也(41)らの『よにのちゃんねる』、’23年には『なにわ男子』と、旧ジャニーズ勢がメインMCとして『24時間テレビ』を盛り上げてきた。彼らの出演が激減したことは、番組にとって大きな痛手になりそうだ。 前出のテレビ局関係者が続ける。 「過去にメインを務めたタレントは、放送数ヵ月前からチャリティー企画のロケで地方を訪れたり、番組の宣伝も兼ねて日本テレビ系のバラエティ番組に出演するなど、『24時間テレビ』の重要な戦力でした。なかでも若者へ大きな影響力を誇り、SNSなどにも強いSTARTO社のタレントとなれば、その広告効果は絶大です。 今までは彼らの存在があってこそ、放送前からファンの注目度も高かった。ただ、今年は番組の“顔”がいないこともあってか、今ひとつ盛り上がりに欠ける印象です」 宣伝効果ダウンに加えて、懸念は他にもある。『24時間テレビ』では毎年、土曜日の夜9時ごろにスペシャルドラマを放送してきた。視聴者も増える時間帯だが、旧ジャニーズタレントの不在はここにも影響を及ぼしている。 「このスペシャルドラマは’06年の『KAT-TUN』亀梨和也さん(38)から’23年の『なにわ男子』道枝駿佑さん(22)まで、旧ジャニーズタレントが主演を務めることが多かった。放送前後から、X(旧・Twitter)で『24時間テレビ』の内容がトレンド入りし、番組への注目度も高まった印象です。今年は、伊藤淳史さん(40)主演で、萩本欽一さん(83)をモデルにした『欽ちゃんのスミちゃん~萩本欽一を愛した女性~』が放送されますが、21年ぶりに旧ジャニーズ勢がメインでないことも鑑みると、視聴率も厳しいものになるかもしれません。 さらに追い討ちをかけるように、やす子さん(25)とフワちゃん(30)の『SNS誹謗中傷騒動』があり、直前で放送予定の企画の見直しが行われた。さらに、そのやす子さんが参加するチャリティーマラソンも、台風10号の接近を受けて調整が検討されるなどまさに踏んだり蹴ったり。関係者の間では、今年の視聴率低下は避けられないのではないか……と、悲観的な意見が出ています」(芸能プロ関係者) 放送前から問題続出の『24時間テレビ』。逆風を乗り越え、日テレの看板特番としての意地を見せられるか──。
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