【写真：Getty Images】

　ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、昨季に行った右肘の手術の影響で今季は打者に専念している。しかし、大谷のリハビリは順調に進んでおり、プレーオフ中の二刀流復帰も期待されている。米メディア『ドジャースウェイ』のカトリーナ・ステビンス記者が、早期復帰のリスクについて言及した。 【写真】日本人メジャーリーガー、歴代最高年俸ランキング 　大谷は現在、150フィート（約45.7メートル）、強度85%まで回復しており、9月にはマウンドで投げ始める予定だ。今季の大谷の最終目標は、ライブBPかシミュレーションゲームで打者と対戦することだ。これは素晴らしいニュースだが、ポストシーズンでの投球を期待してはいけない。 　ドジャースにとって大谷は7億ドル（約1030億円）の投資であり、早すぎる登板によって大谷の肘に合併症が起きれば、ロースターから完全に外されるかもしれない。プレーオフ進出を争っているドジャースにとって、その余裕はなく、事態を悪化させる可能性もある。 　この状況にステビンス氏は「ドジャースはここで時間をかけるべきだ。ローテーションにもう一人実績のある先発投手がいれば、ポストシーズンの助けになるだろうが、完全に準備が整う前に大谷を登板させるのはリスクが大きすぎる」と言及した。