石川テレビ

のとじま水族館のアイドル、カマイルカ。能登半島地震の後、福井県の水族館に避難していた2頭が約10カ月ぶりにのとじま水族館に帰ってきました。 のとじま水族館の駐車場に集まる飼育員たち。いまかいまかと待っていたのは…。福井県の越前松島水族館に避難していたカマイルカ2頭です。イルカプールの修復が完了したことを受け、2頭はのとじま水族館に帰ることに。 越前松島水族館　飼育員： きょうのこの日まで絶対に元気で返すという思いできたのでその思いが果たせたという安心と10か月間一生懸命見てきたという寂しさの両方の思いで今日を迎えた。のとじま水族館で石川県の方のみならずみなさんを元気づけるような姿をいきいきと見せてほしい 2つの水族館には過去にもイルカを巡る深い縁がありました。1997年。福井県沖で発生したロシアタンカーナホトカ号の重油流出事故で、越前松島水族館のイルカプールに油が流れこみました。その時の避難先としてのとじま水族館がカマイルカ3頭を受け入れていたのです。そして今回、能登半島地震の後およそ10カ月間面倒を見た飼育員たち。涙を浮かべながら手を振って見送りました。 向山侑希アナウンサー： あ！あのトラックですかね？お隣福井県に長らく避難していたイルカが、到着しました。およそ10カ月ぶりにのとじま水族館に帰ってきました！ 福井に避難していたオスのカマイルカ、ニッシーとゴウは、無事のとじま水族館に到着しました。 のとじま水族館イルカ飼育担当　松岡哲也さん： 本当正直なところようやく帰ってきた久しぶりに顔見たなっていうような感じですね。元気でよかったっていうのと本当に最初思ったのは元気に帰ってきてくれたっていうことはまず、越前松島水族館さんに感謝の気持ちですね。まずはありがとうございます のとじま水族館は今も避難している残る9頭のイルカについても年内に戻すことを目指しています。