【40代以降が似合う大人眉】まゆ毛の整え方をマスターすれば、年齢を重ねたからこそ醸し出せる品のいい眉に【松本千登世さん】
もともとの眉頭を生かし、眉尻までのバランスを整えて「上品さ」を際立たせる
水野さんのメイクプランは?
☑️ しっかり毛が生えた眉頭を生かして、数本描き足したうえで毛を立ち上げる。さらに眉頭の太さを軸に眉尻までの形を整えて、より意志のある表情に。ダークブラウンをベースにすることで落ち着いた雰囲気に仕上げる。 ☑️ 眉にツヤを足すことで、毛の1本1本をはっきりさせて、松本さんが持っているイキイキ感とエレガントさを引き立たせる。
眉の作り方(1) 「眉山下」に特に注意しながら眉の輪郭を描く
厚めのアイブロウブラシに(A)の右側パウダーを取り、眉頭から眉山下まで同じバランスで太さを保てるよう、薄く眉の輪郭を描きます。この時、輪郭をぐるっと1本線で囲むのではなく、毛が足りない部分に少しずつフワッと色を入れていきます。これは、この後に濃い色で1本1本毛を描く際に、立体的に見せるための下地の役割を果たします。 眉の下側は、輪郭のラインが綺麗に揃うほうが美しいので、ブラシを横にスライドさせて。 眉山は、毛流れと眉骨の出っぱりに沿う形で、自然な位置に。眉山部分は縦の幅が狭くなりがちなので、眉山下に筆を眉山と平行に入れ込んで、しっかり色をのせることを意識します。眉尻の長さは、小鼻脇と黒目のキワをつないだ先が目安です。 <POINT> 最初にフェイスパウダー等を眉部分の地肌に仕込み、肌をサラサラにしてアイブロウパウダーの色がスムーズにのるようにしておきます。こうすることで描きやすくなるうえ、時間が経っても落ちにくくなり、テカリもおさえることができます。
(2) 眉頭と毛が足りない部分をアイブロウワックスで1本ずつ描き足す
厚みが薄い眉用の平ブラシに上記(A)の左側を取り、眉頭の産毛が生えているあたりから2~3本、下から上に向かって毛を描き足します。さらに(1)の下書きに重ねるイメージで、足りない部分に1本ずつ毛を描き足していきます。本物の毛に擬態させるように、筆先を立てて1本ずつ毛の流れに沿って丁寧に描くのがコツ。
(3) 透明ワックスで毛の1本1本にツヤを纏わせる
眉の毛1本1本に、ツヤを与えます。スクリューブラシに(B)を取り、眉頭は根元から上に向かって毛を立ち上がらせてフィックス。残りの部分は毛流れに沿って、とくように仕上げます。