【週末J1まとめ】鹿島とG大阪が連勝を伸ばして首位に肉薄。広島、FC東京も上位との差を縮める|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J1リーグは5月31日から6月2日にかけて第17節が開催された。首位のFC町田ゼルビアが敗れた中、鹿島アントラーズとガンバ大阪が連勝を伸ばして勝ち点差を縮めることに成功。また、サンフレッチェ広島とFC東京が順位を上げている。
今節は町田がアルビレックス新潟を相手に1-3で敗れたことで勝ち点を積み上げられず。逆に上位チームが勝ち点を積み重ねて首位に肉薄する週末となった。 激闘を制したのは鹿島だ。横浜F・マリノスと相対した一戦では、10分にボールの奪い合いから井上健太にシュートを放たられると、こぼれ球をアンデルソン・ロペスに決められてリードを奪われる展開を強いられてしまう。 それでも、好調を維持する鹿島はここから反撃。チャヴリッチを投入して攻撃に厚みを加えると、迎えた57分に右サイドからのクロスが抜けたところを鈴木優磨が押し込んで試合を振り出しに戻すことに成功する。これで勢いが出ると、74分には知念慶からパスを受けた濃野公人が鋭いシュートを沈めて逆転。さらに84分にはセットプレーから関川郁万がヘディングでゴールを決めて突き放した。 ゲーム終盤に1失点を喫したが、相手の攻勢を抑えて試合は終了。3-2の逆転勝ちを収めた鹿島が4連勝を飾り、町田と勝点35で並ぶことになっている。 そんな鹿島に続いたのはガンバ大阪だ。湘南ベルマーレと対戦した試合は序盤こそ主導権を握られたが、29分に相手のミスをカットしたところから最後は山下諒也のパスを宇佐美貴史がうまくゴール左に流し込み、先制点を手にした。 先手を奪ったG大阪は湘南の攻勢を受けながらも巧みにゲームをコントロールすると、63分に宇佐美のスルーパスに抜け出した山下がペナルティエリア内で倒されてPKを奪取。65分、これを宇佐美がきっちりと決め切りリードを広げた。 その後、78分に左CKからルキアンがヘディングシュートを決められて1点差とされたが、最後まで堅守を続けて同点弾を許さず。G大阪は3連勝で3位に浮上している。 また、名古屋グランパスが川崎フロンターレに敗れて足踏みとなった中、順位を上げてきたのはサンフレッチェ広島とFC東京。広島は前後半にピエロス・ソティリウが1ゴールずつ奪い、ジュビロ磐田を相手に2-0の快勝を収めて3試合負けなしに。FC東京はサガン鳥栖を相手に11分にもぎ取った木本恭生のゴールを守り切り、1-0で勝利して5試合ぶりの勝ち点3を手にしている。 ■J1リーグ第17節 結果 鳥栖 0-1 FC東京 広島 2-0 磐田 鹿島 3-2 横浜FM 町田 1-3 新潟 湘南 1-2 G大阪 浦和 1-1 神戸 京都 1-1 C大阪 東京V 5-3 札幌 川崎F 2-1 名古屋 柏 0-2 福岡