東京の被爆者団体が65周年集会 「残る命で核廃絶目指したい」
東京都の被爆者団体「東友会」は19日、結成65周年の記念集会を都内のホテルで開いた。都内被爆者の平均年齢は84歳を超えており、家島昌志代表理事(81)は「原爆の悲惨さを被爆2世や支援者に語り継ぎ、残る命で核廃絶を目指したい」と決意を新たにした。 被爆者や与野党の国会議員ら約130人が参加。家島氏はロシアの核威嚇や、核使用に言及したイスラエル閣僚を「誠に恐ろしい。核被害を承知していないのでは」と批判。広島・長崎に次いで東京に被爆者が多いのは差別からの逃避も理由の一つだとし、体調面を念頭に「今も原爆被害は終わっていない」と述べた。