厚陽小・中で文化芸術体験 琴や南京玉すだれに挑戦【山陽小野田】
文化庁の文化芸術による子ども育成推進事業として、厚陽小・中(池田訓啓校長)で27日、和楽器や紙芝居などの文化芸術体験があり、小学3~6年と中学生の計60人がプロの演奏に触れることで日本文化への関心を深めた。 同校では今年度3回目で、今回のテーマは「引き継ごう日本の心」。山口市のYMA山口ミュージックアカデミーのメンバーから琴、尺八、三味線の構造や弾き方の説明を受けて、山口・おごおり昔話研究会の会員は江戸時代に源流を持つ芸能として、紙芝居の「うさぎとかめ」を山口弁で語り、南京玉すだれを披露した。 子どもたちも琴と尺八、南京玉すだれに挑戦した。弦の硬さや息を楽器に吹き込む難しさ、道具の扱い方に苦戦したが、会員らにこつを教えてもらい克服すると、うれしそうに笑顔を見せた。 琴を体験した6年の長谷川ひなさんは「『さくらさくら』を最後まで演奏できた。想像以上に力が必要だったので、弦を強く弾けるようになりたい」と興味を示した。