千倉中で閉校記念式典 南房総(千葉県)
南房総市の白浜中との統合で閉校となる千倉中学校(江﨑浩文校長)で23日、閉校記念式典が行われた。在校生や教職員、来賓、保護者ら約300人に見守られ、66年の歴史に幕を閉じた。 昭和33年に七浦、千倉、健田、千歳の4中学校の統合によって始まり、66年間、地域住民の支えと共に教育活動を行ってきた。 閉校式は2部構成で、市主催の式典と、同校閉校記念事業実行委員会主催の記念行事が行われた。 市主催の式典では、江﨑校長が「『立志』の理念のもと、学校として一つになり、千倉に誇りと愛着を持った生徒を育ててきました。千倉中で学んだことに誇りと自信を持って、新しいステージに向かってください」と式辞を述べた。生徒らの校歌斉唱の後、校旗返納が行われ、江﨑校長から石井裕市長に手渡された。 同委員会主催の記念行事では、同校の思い出ムービー放映の後、同校の卒業生で、放送作家として活躍している鈴木おさむさんが「人の夢を笑わない人になろう」のテーマで講演。自身の人生を振り返るように語りながら、「夢は人に話してみよう。そのとき応援してくれる人や友達をつくって、一緒にいてください。きっとその夢はかないます」とメッセージを贈った。 その後は、生徒会企画の餅投げなどが行われた他、「全力校歌」では参加者らがそれぞれの思いを込めて最後の斉唱をし、思いをはせた。