【中日】大野雄大、減額制限超え1億8000万円減の1億2000万円でサイン…新たに単年契約
中日の大野雄大投手(36)が21日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約更改交渉に臨んだ。今季は2020年オフに結んだ1年の延長オプション付き3年契約の最終年だった。年俸3億円から減額制限(元の年俸が1億円を超える場合は40%)を超える1億8000万円減の1億2000万円でサイン。新たに単年契約を結んだ。 ◆大野雄大&柳裕也、巨人の右腕と食事会【写真】 プロ14年目となった今季は昨年に受けた左肘の遊離軟骨除去手術(通称・クリーニング手術)から復帰。開幕ローテーション入りを果たすと、今季初登板となった4月3日の巨人戦(バンテリンドームナゴヤ)で5イニングを投げ1失点で2季ぶりの白星をあげた。 その後は登板間隔を空けながら先発するも、6月29日のDeNA戦(同)では3被弾を浴び、5イニング5失点。2軍調整を乗り越え、8月に再び1軍に昇格し、先発ローテ入りし、同月18日の阪神戦(同)で山本昌、川上憲伸、吉見一起に続く球団4人目の本拠地バンテリンドームナゴヤでの50勝を達成した。シーズンを通じては9登板で2勝6敗、防御率4・87の成績だった。 20年には沢村賞にも輝いた左腕は来季に向け、「規定投球回を投げて1年間ローテで回ることが一番充実感を感じられる。それをもう一度やりたい」と意気込んだ。(金額は推定)
中日スポーツ