「今年たくさん出てビックリ」不思議でカワイイ “豊作の使者” ホウネンエビ
山梨県の米どころ、北杜市高根町の田んぼで、豊作の使者といわれる“ホウネンエビ”が現れました。 【写真を見る】「今年たくさん出てビックリ」不思議でカワイイ “豊作の使者” ホウネンエビ ホウネンエビは体長2cm程度の小型の甲殻類です。 半透明の身体で尾びれは赤色、たくさんの足を使って仰向けに泳ぐ姿がユニークです。 北杜市の農業法人こぴっとでは5月26日に田植えを行い、その時にホウネンエビを確認しました。 農業法人 こぴっと 清水覚さん: 「はじめはなんか動いているのがいるなあと。よく見たらすごくたくさんいたのでビックリしました」 こぴっとでは160枚、約28haの田んぼを管理していて、毎年半分程度の田んぼでホウネンエビが見られるそうです。 清水覚さんは4年前からこぴっとで稲作栽培をはじめ、担当する田んぼでホウネンエビが出現したのは今年が初めてということです。 農業法人こぴっと 清水覚さん: 「他のエリアでいたよっていうのは聞いていたんですけど、(この田んぼでは)急に今年たくさん出てきたんでビックリ」 忍野村にある県立の「森の中の水族館。」によると、ホウネンエビはエビと同じ甲殻類でありながら生態はミジンコに近い生物で、田んぼに水が張られると孵化します。 そしておよそ1か月で卵を産み付けると死んでしまいますが、卵は乾燥に強く、次の年また水が張られると孵化するということです。 ホウネンエビが田んぼに現れるとその年は豊作になるといわれていて、清水さんは今年の作柄に期待を寄せています。 農業法人こぴっと 清水覚さん: 「見られて嬉しかった。豊作になるといいなと思う」
テレビ山梨