先発投手としての能力が非常に高かったガルベス【堀内恒夫の多事正論】
来日1年目にいきなり最多勝を獲得するなど活躍したガルベス/写真=BBM
前回に続いて外国人選手のことを書く。話題がほかにないわけではない。あまりに衝撃的なことをやってくれるものだから、取り上げざるを得ないのだ。前回は巨人の投手陣に救世主のように現れた外国人投手、ヤングマンのことを書いた。二軍から昇格したばかりだった彼のデビューもなかなか派手だったが、それからわずか10日、今度は育成から支配下選手になってわずか2日の左腕・C.C.メルセデスが、ヤクルト戦(神宮、7月10日)で初登板初先発。5回を5安打、無四球、無失点の快投でプロ初勝利を挙げた。育成から支配下になった投手の初先発勝利は球団初の快挙だそうだ。 私は評論家の仕事でメルセデスの投球をネット裏から見ていた。彼の投球で特徴的だったのは・・・
本文:1,308文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール