マタギもんぺ 復活へ 現代風と伝統融合 一関・京屋染物店 25日までCF
一関市大手町の京屋染物店(蜂谷悠介代表取締役)は、狩猟を行うマタギが着用していたとされる「マタギもんぺ」の復活に向けたプロジェクトを開始した。同社の染色、縫製技術を生かし、脈々と受け継がれた衣服を現代風にアレンジしてサンプルを仕上げた。商品化に向けて支援をクラウドファンディング(CF)で募っており、マタギ文化の継承を目指していく。 同社はこれまでも、郷土芸能の鹿踊(ししおどり)を支援しようと、害獣として駆除されたシカを活用した革製品を開発するなど、地域の伝統文化継承に取り組んでいる。 CFは100万円を目標に7月20日から行っているが、既に5倍以上の支援が集まっており、さらなる生産増を目指し今月25日まで実施する。マタギもんぺも返礼品として用意している。一般販売は10月ごろからの予定。