Googleの天気予報がAIで高精度に、最大12時間先まで5分ごとの降水量を予測 - ウェザーニューズと提携
■AI予測で高速・高精度に。ウェザーニューズの蓄積データ活用 そしてMetNetおよびMetNet-2からアーキテクチャを改善し、よりより高精度な降水予測などが可能となったAIモデルが最新のMetNet-3です。 7月に提供を開始する、MetNet-3をカスタムした新しい雨量予測モデルはウェザーニューズが長年蓄積した降雨データを活用し、2017年から2022年度分までの降雨パターンを学習。これまでより早く、高精度に、最大12時間先まで5分ごとの降雨量予測ができるようになったといいます。 日本ではゲリラ豪雨など予期せぬ激しい雨が降ることもありますが、Google ナウキャストでは観測から予測までの時間(~1秒)を、従来モデルから大幅に減らせるため、突然の雨もタイムリーに表示できることが特徴です。 MetNet-3による雨量予測は、Google ナウキャストの5分ごとの雨量予測に使われ、1日あたり(週間)の天気予報には適用されません。またMetNet-3の能力としては24時間先まで、1キロ平方メートル単位で雨量予測ができますが、実際の運用では3キロ平方メートル単位の解像度で出力。なお、日本では5分間ごとの予測ですが、すでに提供を開始している米国では2分予測、ヨーロッパでは15分ごとの予測が出るとのことです。
村田奏子