プロ９年目で初の２ケタ１０勝目を挙げた加藤貴之

土曜日の試合で悔しいサヨナラ負けを喫し、 連敗阻止に燃えるファイターズは、きょうも敵地でオリックスと対戦。 先発は自身初の２ケタ勝利がかかる加藤貴之。 初回、先頭バッターを見逃し三振に抑えると、続く２人は内野ゴロで三者凡退。 緩急織り交ぜたピッチングで上々の立ち上がりを見せます。 その後、２回に１点を失いますが迎えた３回。 ランナー1塁の場面で、９番の水野がライトスタンドに今シーズン第６号ツーランを叩き込み、 すぐさま逆転に成功します。 味方の援護をもらった加藤は、 ３回以降、６回まで連続で三者凡退に抑える最高の内容。 ランナーを１人も許しません。 しかし７回でした。 得点圏にランナーを置いた場面で、レフトへのタイムリーヒットを許し同点とされると、 尚もランナー２塁のピンチを迎えますが、センターフライに抑えて切り抜けます。 加藤の力投に応えたい打線は、土壇場の９回。 １アウトランナー３塁２塁の場面で、代打・松本剛が内野ゴロ。 この間に３塁ランナーがホームイン！ ここぞという場面でしっかり仕事を果たし、勝ち越しに成功します！ そして試合は９回ウラ。 この回も加藤がマウンドに上がると３者凡退、最後は空振り三振に抑えてゲームセット。 加藤は９回を完投し、許したヒットはわずかに５本！ 今シーズン１０勝目、プロ９年目で初の２ケタ勝利も達成し、ファイターズが接戦を制しました。