「救われないラストだけど…」女優・中井りかが愛する映画(2)「頑張れ!」と応援したくなる珠玉のファンタジー
各界で活躍する著名人に「人生に影響を与えた映画」をセレクトしてもらい、その魅力を語ってもらうインタビュー企画。今回はタレント・女優としてマルチに活躍する、中井りかさんが登場小さい頃から何度も観返しているという、愛して止まない映画についてたっぷりと語っていただいた。第2回。(取材・文/ZAKKY) 【写真】中井りかが可愛すぎる…貴重なスペシャルグラビアはこちら。グラビアカット一覧
●『マレフィセント』(2014)
一一一童話『眠れる森の美女』のスピンオフであり、アンジェリーナ・ジョリー主演の作品ですね。 「とにかく映像が美しかったことが、第1印象です。そもそも、本編である「眠れる森の美女」のオーロラ姫というキャラクターが大好きなんですが、その悪役側であるマレフィセントが描かれる本作を観て、『彼女はこんなに辛い思いをしていたのか…』と、驚きました。 オーロラ姫(エル・ファニング)とはまた違った魅力に感情移入してしまい、最後には、もう『頑張れ!』と応援していましたね」 ーーーヴィラン視点の物語は、新たな発見がありますよね。 「そうなんです。『これだけ険しい人生を送ってきたら、そうなっちゃうよね、悪人になっちゃうよね…』といった感情にまざまざとさせられました。 アンジェリーナ・ジョリーさん自身も、どこかのインタビュー『彼女には悪に染まるほどの苦悩がある』的なことを仰っていたのですが、本当にベストマッチな役だと思いました」 ーーーヴィランにはその人ならではの人生があったと。 「救われないラストを迎えるマレフィセントですが、『救われたんじゃないか』とも、考察できるところに感動しました。 マレフィセントに起こったある出来事から、オーロラを自分の子供のように守る母性愛も描かれていて、そのギャップがまた素敵です。マレフィセントは、基本的にツンデレなんですよね(笑)。別に助けなくてもいい人を、結局助けてあげたりなど、愛らしい部分があって、ヴィランになりきれてないところが魅力的で(笑)」 一一一印象に残っているシーンはありますか? 「オーロラが1人で遊んでいて、崖から落ちそうになるんですよ。それをマレフィセントは魔法で助けてあげるんですね。その時のなんとも言えない『これは、私の本意ではない』といった表情が、すごく可愛いし、親のような情が沸いたのかなと、ほっこりしました」 (取材・文/ZAKKY)
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