最も人気なのは? J1リーグ観客数ランキング11~20位。最下位はサガン鳥栖…。苦しんでいるのは?
18位:湘南ベルマーレ 本拠地:レモンガススタジアム平塚 収容可能人数:1万5380人 今季平均入場者数:1万978人 レモンガススタジアム平塚を本拠地とする湘南ベルマーレは、今季の1試合平均入場者数が1万978人となっている。 現在18位の湘南は、良くも悪くも観客数の波が少ない。第6節・東京ヴェルディ戦が6803人の動員で群を抜いて少ないものの、平日開催だったため仕方ないだろう。それ以外は全て1万人を超えている。ただし、開幕戦・川崎フロンターレ戦との神奈川ダービーの1万2987人が最多で、突出して観客を集められる試合はない印象だ。 2023シーズンの1試合平均入場者数は1万3161人で、今季よりも多いが、これは川崎フロンターレ戦が国立競技場で開催された影響が大きかった。湘南にとって24年ぶりとなる国立開催となったこのゲームには、過去最多となる5万4243人が集まった。レモンS限定の1試合平均入場者数は1万593人で、今季とほぼ同じと言っていいだろう。 降格圏に低迷している湘南は、ここまでホームで9試合を戦い、2勝2分け5敗という戦績だ。残留争いを勝ち抜くために、シーズン後半戦は普段以上にファンの後押しがほしいところだ。
17位:柏レイソル 本拠地:三協フロンテア柏スタジアム 収容可能人数:1万5109人 今季平均入場者数:1万1045人 三協フロンテア柏スタジアムを本拠地とする柏レイソルは、1試合平均入場者数が1万1045人で、2023シーズンの平均1万1130人からわずかに減少している。 第2節で昨季の王者ヴィッセル神戸を下すなどして好スタートを切った柏は、今季最も多くの観客が入ったのは、第8節の浦和レッズ戦で1万4201人がスタジアムを訪れた。第12節の鹿島アントラーズ戦も1万3384人と、多くの人が入っている。最も少なかったのは第14節・湘南ベルマーレ戦の7530人だが、こちらは平日開催だったことが影響しているとみていいだろう。 2023シーズンはギリギリでJ1残留を果たした柏は、ホームゲームのラスト4試合で全て観客が1万人を超えていた。これが平均を引き上げたことは間違いない。 再び残留争いとなれば、普段以上の観客の後押しを期待できるかもしれないが、現在14位のチームとしては、早々と残留を決めてしまうことが理想だろう。5月末からリーグ戦4連敗でシーズン前半戦を終えた柏は、第20節の京都サンガF.C.戦で引き分けて連敗を止めており、一気に残留の安全圏まで突き進みたいところだ。