【立川競輪 G3鳳凰賞典レース 2日目】元コンビニ店長の長谷川飛向が地元記念でS級初1着&100勝
大阪・関西万博協賛、立川競輪開設73周年記念G3「鳳凰賞典レース」(優勝賞金522万円)はきょう、5日に2日目が行われた。1Rは地元の長谷川飛向(28=東京・121期)がS級初勝利&通算100勝を達成した。 通算99勝で初S級となる地元記念に乗り込んだ長谷川。初日は先手を奪うも、GP覇者の三谷竜生に力の違いを見せつけられた。今度こそを狙う2日目は前受けから先行できず、さらに内に包まれるピンチ。それでも、最終バックで空いた内を突いて捲り、メモリアル1着をもぎ取った。長谷川は「とってもうれしい。(競輪場に)入る前は覚えていたけど、100勝は忘れていた。それどころじゃなかったので。でも、ラインで決められなかったのが…。並走になって才迫さんをどかせれば外から行けたのかな」と喜びつつ、反省も忘れなかった。 元コンビニ店長から、異例の転身を遂げた28歳。初S級の目標を聞かれると「まずは師匠(河村雅章)とラインで決めたい。お世話になっているので」と恩返しを誓った。そのためにも戦い抜く戦法として「S級では先行だけでは厳しい。何でもやっていかないといけないと思っている」と決意表明。先行も捲りもヨコも、品揃え豊富な選手としてまた勝ち星を積み重ねていく。