自民都連・下村会長、都議選「予想以上に厳しい結果」
2日に投開票された東京都議選で、過去最低の38議席を下回る可能性も出るなど苦戦を強いられている自民党は、都連会長の下村博文衆院議員が2日深夜に会見し、「予想以上に厳しい結果。都民の審判を謙虚に反省し受け止めたい」と沈痛な表情で語った。 【動画】都議選「自民党」開票センターの模様
都連会長としての進退については「都連会長として責任があることは十二分に受け止めたい。すべての結果が出てから話すべき」と述べた。 自民党をめぐり、森友・加計学園問題や稲田防衛相の失言、豊田衆院議員の暴言など疑惑や不祥事が相次いだ。下村氏をめぐる週刊誌報道もあった。「私自身に関することは『選挙妨害』。週刊誌に出てしまい都議選に影響した」。そして、安倍政権や自民党に関する一連の問題が逆風になった。「都議選候補の主張が都民に届く前に、国政の問題でマイナスになってしまった」とうつむいた。 自民党の都議会での過去最低議席は、1965(昭和40)年と2009(平成21)年の38議席。1965年は都議会議長選挙をめぐる汚職事件で自民都議が逮捕され、都議会が解散した出直し選挙で、2009年は都議選で民主党が圧勝し、その後の国政での政権交代につながった。