【ラグビー日本代表】サウマキ アマナキ 今回こそ日本代表のピッチに 全選手紹介#13
9月8日に4年に一度の祭典、『ラグビーワールドカップ』が開幕します。 4年前の日本大会では、史上初のベスト8入り。さらに今大会は、「優勝」を目指しているラグビー日本代表。 その代表メンバーを全員紹介します。今回はサウマキ アマナキ選手です。
■兄の背中を追って7750キロを越え代表入りへ
サウマキ アマナキ選手が生まれたのは、トンガの首都ヌクアロファのあるトンガタプ島から約300キロ離れたヴァヴァウ島。東京から直線で7750キロあまりの位置です。 五男四女の五男として育ったアマナキ選手は、父の勧めで11歳からラグビーを始めました。高校を卒業後、大東文化大学で活躍していた5歳違いの兄・ホアセ選手を追って、2016年に19歳で来日し、キヤノンイーグルス(当時)に加入。兄より1年早く、高卒で異例のプロ入りとなりました。 兄と同じバックスリーでプレーをしていましたが、なかなかトップリーグデビューを果たせませんでした。 2020年に沢木敬介監督の助言で、ウイング(WTB)からフォワード(FW)に転向すると頭角を現し、来日5年目の2021年にFWとしてトップリーグデビューを果たします。 2022年にはさらにポジションを上げ、ロック(LO)としてプレー。国内リーグワンでブレイクし、日本代表候補に選ばれますが、怪我の影響もあり代表キャップを得ることはできませんでした。 2022-2023シーズンはコベルコ神戸スティーラーズに移籍。リーグワン全11試合に出場し、存在感を見せました。
■器用さと激しいプレーでみせたい総合力
この夏、日本代表メンバーに招集されるも出場機会に恵まれず、W杯での出場機会を狙うサウマキ アマナキ選手。 WTBからFWに転向して開花したハードワーカーは、バックファイブで、どのポジションでもこなす器用さと、激しいボールキャリーなどの総合力で勝負します。
■家族のためにプレーする
来日から7年。料理好きで、好きな食べ物は寿司、でも納豆は苦手です。 座右の銘は「Go hard or go home(頑張るか、帰るか)」で、日本人の夫人との間に3人の子どもをもつパパです。 兄と故郷の家族を思って戦い始めた頃と同じく、今度は自分の家族のために、日の丸を背負って戦います。 ◇サウマキ アマナキ選手 主なポジション:ロック 生年月日:1997年3月8日 所属チーム:コベルコ神戸スティーラーズ 身長:189センチ 体重:108キロ 出身地:トンガ 出身校:トゥポウ高校 ◇日本代表のW杯スケジュール(日本時間) 9月10日 VSチリ 9月18日 VSイングランド 9月29日 VSサモア 10月8日 VSアルゼンチン