フランクリンビル、ニュージャージー州、3月26日 (AP) ― 米東部ニュージャージ州の消防署に3月21日、救助要請の電話が入った。 　救助要請の電話を受けたのは、同州南部グロスター郡のフランクリンビルにあるボランティア消防団で、生後11カ月のイエロー・ラブラドールの「デイジー」が、スペアタイヤホイールの穴に頭を突っ込んで抜けなくなったというのが、要請内容だった。 　ボランティア消防団員が現場に急行すると、玄関先にホイールから頭が抜けなくなって難儀しているデイジーがいた。 　救助活動の第一歩は、デイジーを落ち着かせることだった。 　次にせっけん水を首の周りに塗ってみたがダメ。 　さらに、植物油を塗ってみたが効果なし。 　それではと、デイジーの首にラップをかけ、油とせっけんで滑りやすくなることを期待したが、それもうまくいかなかった。 　最後の手段として登場したのが、鉄や金属を切断するプラズマ切断機。 　デイジーの頭と首に防火毛布を掛けて、タイヤとホイールの一部を切断。5分でデイジーは自由の身となった。 （日本語翻訳・編集　アフロ）