【黒島結菜】初声優に挑戦「声でなら、どんな役も演じられる。広がる可能性にワクワクしています」
世界中で愛され続けるシルバニアファミリーがついに映画化! 誰もが知っているシルバニア村の仲間たちが3DCGアニメとなって、スクリーンの中で大冒険を繰り広げます。そんな『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』で主人公のショコラウサギの女の子・フレアの声を演じたのが、黒島結菜さん。インタビュー前編では、今作が初めてだったという声優のお仕事について伺いました。 【写真】黒島結菜 ワンピース¥79200/ドール(フミエタナカ)
顔は映らないけれど、マイクの前では常に笑顔でした
――フレア役のオファーがあった時の率直な感想はいかがでしたか? 声だけで役を演じるお仕事は表情や動きがセットじゃないぶん、とても難しくて、挑戦する機会があるとしても私にはまだ当分先のことだろうなと漠然と考えていたんです。なので、今回オファーをいただいた時は「私なんだ!」っていう驚きがありつつ、新しいことにチャレンジできるワクワク感もあって、新人の頃に戻ったような気持ちで向き合おうと思いました。ウサギ役というのも、声のお仕事でしか演じられないので、おもしろそうだなって。いざアフレコをしてみたら、すごく大変だったんですけど……。 ――具体的にどのようなところが大変でしたか? 一般的なアニメーションと比べるとキャラクターの表情の変化が少ない部分もあったので、監督からフレアは今どういう感情なのかという演出を受けて、自分でも想像をふくらませながらの収録だったんです。少しでもフレアの感情に近づくために同じ動きをしながらセリフを言ってみるのはどうかなとも思ったんですけど、それは洋服の擦れる音が入ってしまうからダメなんですよね。あらためて、声優のみなさんはすごいなと感じました。 ――大変さを感じられていたとは思えないほど、フレアの声はとても自然で可愛らしかったです。演じるうえではどのようなことを意識されましたか? 自分の声を客観的に聞いた時に、ちょっと低いなって思ったんです。でも、フレアは明るくてピュアな女の子だから、心から楽しそうな声がベースにないといけないと思って、顔は映らないけど常に笑顔で演じることを心がけていました。そうすることで私自身がどんどん楽しくなっていって、その気持ちが声にのる感覚はありましたね。