キハ183系が函館出発 カンボジアで観光列車に
【函館】昨年3月で定期運行を終えたJR北海道の特急型ディーゼル車「キハ183系」の11両が15日、カンボジアへ向け函館港から輸出された。昨年引退した車両としては国内最後で、全国から集まった鉄道ファンがカメラを手に作業を見守った。
4月下旬にカンボジアに到着し、同国の鉄道会社「ロイヤル鉄道」の観光列車などとして活用される。 キハ183系は1979年に開発され、特急「北斗」などとして道内で活躍。引退した計18両を貿易商社ウエストコーポレーション(東京)が購入。うち7両は昨年9月、アフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)へ輸出された。