【新日本・BOSJ】高橋ヒロムがついにトンネル脱出 ドラゴン・ダイヤから今年シングル初勝利で逆襲開始へ
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」16日群馬大会のBブロック公式戦で、高橋ヒロム(34)がドラゴン・ダイヤ(25=ドラゴンゲート)から待望の初日をあげた。2024年は不調を極めていたヒロムだが、ここから一気の巻き返しを狙う。 交通事故による負傷で欠場した田口隆祐に代わってエントリーされたダイヤは、ヒップアタック、どどんと田口の得意技を連発。反撃に出たヒロムだがダブルコークで丸め込まれ窮地に陥った。 それでも450°スプラッシュをヒザで迎撃するとTIME BOMB 1・5で逆転。最後はTIME BOMBで3カウントを奪った。 歴代最多4度のBOSJ制覇を誇るヒロムだが、今年はまさかの低空飛行が続いていた。1月4日東京ドーム大会でIWGPジュニアヘビー級王座を失うと、何とこの日までシングル戦未勝利の日々を送っていたが、ついに待望の初勝利だ。 ようやく逆襲ののろしをあげ「ドラゴンさん、それにしてもすごいな。あれは確実にドラゴンゲートの未来だと思いますよ。またどこかでやりたいな。すごく気持ちのいい戦いだった。俺の今年、シングル初勝利の相手がドラゴンさん…いや、ドラゴン・ダイヤ選手で本当によかった」と手ごたえをアピール。「ドラゴン」を冠するレスラーは、その対になる名前で呼ばれるのが一般的なのだが…。 ともあれ「せっかくだから弟のYAMATOにもよろしく伝えておいてよ。『ヒロムはこれだけ負けても、ヒロムらしく元気にやってる』って」と言い残し去ったヒロムの次戦(18日、八王子)の相手は現IWGPジュニア王者のSHO。地元で王者を破り、5度目の頂点を手繰り寄せる。
東スポWEB