【続報】虐待の相談なし「明るい性格」との声も 殺人未遂容疑の37歳母親を送検 福井・あわら市
福井テレビ
あわら市内の宿泊施設で3歳の次女を殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで逮捕された37歳の母親が、22日午後、福井地方検察庁に送検されました。 殺人未遂の疑いで送検されたのは、福井市河合寄安町の中田みさと容疑者37歳です。警察によりますと、中田容疑者は21日午前11時半ごろ、あわら市二面のホテルで、3歳の次女を浴槽に沈めて殺害しようとした疑いが持たれています。3歳の次女は、現在も意識不明の重体です。また現場には、10代の長女もいましたが無事でした。 中田容疑者は「娘を殺そうとしたことは間違いない」と容疑を認めています。 警察は22日午前11時半ごろ、福井市河合寄安町にある団地の、中田容疑者の自宅を家宅捜索しました。部屋からは段ボール1箱分が押収されたと見られます。 中田容疑者は、自宅近くのコンビニエンスストアで働いていました。あるコンビニの店長によりますと、5年ほど前まで2店舗を掛け持ちしていて、当時の様子については「明るい性格で仕事に積極的だった。社員とも仲が良く、次女が生まれたときも連れてきて抱かせてくれた」と話していました。 中田容疑者と同じ階に住む人は「よく子供をお風呂に入れているようだった。部屋の扉はいつも開いていた。赤ちゃんは泣いたことがない。いつも抱えて寝ていると言っていた」「会うと挨拶はしたし、普通の人。いま上の子はどうしているのかなと…。学校もあるしと思って、気になっている」と話していました。 警察によりますと、日常的な虐待の相談はなかったということです。事件の動機やいきさつを捜査しています。
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