『龍馬のぶーつ像』修復完了 舵輪は回さず握るだけにして 長崎
長崎市伊良林2丁目の観光名所「龍馬のぶーつ像」の修復工事が6日あり、ブーツ前に設置されたハンドル(舵輪(だりん))と支柱が固定された。市民団体「亀山社中ば活かす会」の真﨑康三事務局長は「舵輪は回さず、軽く握るだけにして」と呼びかけている。 像は1995年、同会が亀山社中創設130周年記念事業で建立。靴を履いたままブーツに足を入れて街並みを一望でき、日頃から多くの観光客が訪れる人気スポットとなっている。 元々舵輪は支柱と固定していたが、これを知らずに力ずくで回そうとする人がいたため接続部分が緩んでいた。最初に破損が判明したのは2017年。金具や結束バンドなどで応急処置を施してきた。 本格的な修復に向け、同会はクラウドファンディング(CF)などで資金を募集。6日、富山県の専門業者がステンレス製の金具を取り付け、修復が完了した。真﨑事務局長は「温かい支援によって、長崎の観光の宝を次世代につなぐことができる」とCFや寄付への感謝を述べた。