（写真：群馬テレビ）

高崎市にある国指定史跡の上野国分寺跡で奈良時代をイメージした華やかな行列が披露されました。 奈良時代にタイムスリップしたような天平衣装の行列。国の史跡に指定されている上野国分寺跡を多くの人に知ってもらおうと地域の人などで組織する実行委員会が２０１０年から開催しているものです。 上野の国分寺は、奈良時代に仏教の力で災害などの災いを遠ざけようと、聖武天皇が国ごとに造らせたもので、西暦７５０年頃には主な建物が完成していたと伝わっています。 今年の行列には、地域住民をはじめ県内外から約１６０人が参加し、華やかな行列を一目見ようと多くの人が見物に訪れていました。 数年ぶりに復活したという着付けは、天平衣装の特徴である、袖が短い背子や領巾と呼ばれる長い布、それに高く結いあげる髪型も髪飾りで表現し、本格的な体験を楽しむことができます。 服の上から気軽に体験することができるため県外から着付けをめあてに訪れた人もいました。