ソフトバンク大津亮介「闘争心むき出しで投げた」…前回登板7失点「小手先の技術」から一皮むける
ソフトバンク3―1ロッテ(22日)――ソフトバンクが逆転勝ち。七回、柳町の犠飛で追いつき、八回に周東のソロで勝ち越した。大津が5勝目。ロッテは種市が力投したが、打線が援護できなかった。 【写真】気迫の投球で5勝目を挙げた大津
名誉挽回を期するソフトバンクの先発大津の気迫が、逆転勝利を呼び込んだ。
同点に追いついてもらった直後、プロで初めて上がった8イニング目のマウンドで、ロッテの上位打線に対して力を振り絞った。二死から、ソトには速球を高めに投げ込んで空振りさせ、3者連続三振。八回に打線が奮起して勝ち越す流れを作った。
前回登板のヤクルト戦では、変化球でかわそうとして高卒の新人に痛打されるなど7失点。倉野投手コーチから「小手先の技術ではなく、気持ちで打者と勝負するのが大事」と姿勢を問われていた。「闘争心むき出しで投げた」という大津はこの試合で8回1失点。自己最多の115球を投げ、9奪三振も最多だった。ひと皮むけた姿を見せ、5勝目をつかんだ。(渡辺直樹)
ソフトバンク・小久保監督「相手の種市がすごい投球をしている中、(大津が)初回の1失点だけで我慢して投げたことが勝因」