19世紀末ロシアで修道女と「サタン」の超現実的な旅路を描くゲーム『INDIKA』PC版が5月9日に発売決定。ドストエフスキーなどロシア文学にインスパイアされ「宗教と権威」がテーマの物語描く
ポーランドに拠点を置く11 bit Studiosは2月6日、19世紀末ロシアを修道女が旅するアドベンチャーゲーム『INDIKA』のPC(steam、GOG.COM)版を日本時間で5月9日に発売すると発表した。 本作はPC版のほか、PS5、Xbox Series X|S向けにも発売予定。Steamストアページによると日本語に対応しており、すでに配信されている体験版も日本語に対応している。 『INDIKA』はかつてロシア・モスクワに拠点を置き、現在はカザフスタンで活動中のゲームスタジオOdd Meterが手掛けるアドベンチャーゲーム。物語の舞台は19世紀末のロシアで、プレイヤーは「サタン」と出会った修道女・インディカとして超現実的な旅路に挑むこととなる。 本作はフョードル・ドストエフスキーやミハイル・ブルガーコフらの小説にインスパイアされており、Steamストアページによると‟ロシア文学そのまま”な世界を描き、「宗教と権威」が物語のテーマとなる。 ゲームプレイは3人称視点で主人公を操作し、行く手を阻むパズルを解き明かし進行していく。Steamで配信されている体験版では巨大な建造物を動かすギミックのほか、逃走を主軸とする場面に、超現実的な描写を活かしたダイナミックなパズルも用意されていた。 ロシア文学にインスパイアされた無骨で凍てつく作風やシナリオ、テーマにちなんだ幻想的な描写が作品の大きな見どころとなりそうだ。 なお、本作を手掛けるOdd Meterはロシアによるウクライナへの侵攻を受けて、ロシアからカザフスタンに活動拠点を移している。過去に公開された映像では2022年にロシアが実行した“特別軍事作戦”(あるいは、“狂った戦争”)を受け、国を離れなければならなかったと語っている。 本作に興味がある読者は、5月9日の発売を待とう。
電ファミニコゲーマー:りつこ
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