第94回選抜高校野球 日大三島、きょう金光大阪と初戦 主将意気込み「まず1勝」 /静岡
第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)に出場する日大三島は大会第3日の21日、第2試合で初戦に臨む。相手の金光大阪(大阪府)は、エースの古川温生(はるき)と捕手の岸本紘一主将(ともに3年)のバッテリーを核に、昨秋の近畿大会で4強入り。好投手を擁するチーム同士の対戦となる。 金光大阪の横井一裕監督(47)は「古川の投球の軸であるスライダーに、日大三島がどれくらい対応するか」を一つのポイントに挙げる。同じく先発が見込まれる日大三島の松永陽登(はると)(3年)については「(180センチと)大柄だが器用。いろいろな球種を正確に投げる」と分析した。 一方、日大三島の永田裕治監督(58)は、金光大阪の印象を「粘っこいチーム。(昨秋の)大阪府大会で準優勝しているという意味では、非常に強い」と語る。その上で「投手が一つのカギ」と初戦を展望した。 日大三島はセンバツに初出場した1984年以来、38年ぶりの甲子園1勝を目指す。加藤大登(ひろと)主将(3年)は「先を見ずに、まずは1勝を勝ち取りたい」と意気込んだ。【深野麟之介】