物語の作り方学ぼう 漫画家・室山さん姉妹が伝授 玉名女子高で授業
漫画家「室山まゆみ」として活動する室山眞弓、眞里子さん姉妹(東京在住、玉名市出身)が10月24日、同市の玉名女子高アニメデザインコースの特別授業で講師を務め、2年生15人に物語の作り方を伝授した。 室山さん姉妹の代表作「あさりちゃん」(全100巻)は、「二人組による1コミックシリーズ最多の発行巻数(女性作家)」として、ギネス世界記録に認定されている。熊日では漫画エッセー「くまもとライフ」を連載中。同校では毎年、特別講義を開いている。 生徒たちは、白雪姫や桃太郎を題材にしたパロディー作品づくりに挑戦。室山さん姉妹が指定した「鏡よ鏡」というせりふや、桃が流れる描写といった条件の中で、コマ割りや人物造形などを工夫して紙1枚のマンガに仕立てた。 室山さん姉妹は生徒たちの作品を「シュールな発想が面白い」「登場人物の角度を変えるともっと読みやすくなる」と講評。表現力を高めるために、言葉を学ぶことの重要性もアドバイスした。
イラストレーターを目指している生徒さんは「さまざまな形容詞を使うなど、豊かな表現のために普段から意識できることが多くて勉強になった」と話した。(岡本遼)