石原さとみ、横浜の新映画館で最新音響システムをPR「登場人物の鼓動や感情が全身で感じられる」
女優、石原さとみ(37)が24日、横浜市西区の新映画館「ローソン・ユナイテッドシネマ みなとみらい」(26日オープン)で行われたテープカットセレモニーと主演映画「ミッシング」(吉田恵輔監督、5月17日公開)の特別試写会に登壇した。 全12スクリーンのこの映画館には世界で初めて、フィンランドの企業が開発した没入音響体験システム「フレックスサウンド」を全席に導入(一般座席は通常料金)。座席の枕や背部に設置されたスピーカーから出る音と振動で、あらゆるジャンルの映画の臨場感を体感できる。 実際に体験した石原は「本当に感動しました。登場人物のせりふや息遣い、鼓動や感情が全身で感じられる。小さな音や生活の音にこだわる作品も楽しめそう」と絶賛。オープン前の公開第1作に選ばれた「ミッシング」についても「最後まで映画に没入できるでしょう」と太鼓判を押した。 「ミッシング」では愛する娘が失踪する中で光を見つけていく母親を演じた石原。実生活では7年前、女優として「変わりたい」と悩み、作品を尊敬する吉田監督に初めて会ったときについて「監督は酔っ払っていました。『石原さんは都会のにおいがある。私の作品には向かないな』と言われました」と笑顔で振り返った。 しかし、3年後、吉田監督からこの作品の脚本をもらったとき「『やったーっ!』と喜びました」と述懐。吉田作品の魅力について「生きている人のにおいが伝わってくるようなドキュメンタリー感、リアリティーがある。主人公以外の人物のいやな部分も含め、さまざまな部分で共感できる」としみじみ語った。 この日は「フレックスサウンド」の開発会社幹部もあいさつ。「いずれはカラオケ施設にも導入したい」と明かした。