来年度の箱根駅伝予選会の参加資格が変更 ハーフマラソン1時間13分00秒以内でも参加可能に
12月17日、関東学連は来秋開催予定の第102回箱根駅伝予選会における参加標準記録について、新たにハーフマラソンでの標準記録を追加すると発表。各校のエントリー者全員(10名以上)がトラックでの10000m34分00秒以内か、ハーフで1時間13分00秒以内の公認記録を有することが条件となった。 第101回箱根駅伝選手名鑑をチェック! 箱根駅伝の予選会は1955年の第32回大会から歴史がスタート。1990年代半ばまでは、選手が10人そろえば予選会への出場が可能で、陸上部に所属する短距離選手や投てき選手を数合わせとして登録することも珍しくなかった。 しかし、参加校が50校を超えるようになり大会運営に支障を来たしはじめたことから、1998年の第75回大会予選会から参加標準記録制を導入。当時は5000m18分以内が標準記録として設定された。 以降、参加校が増加するにつれ標準記録も引き上がり、76回以降は5000m17分以内もしくは10000m35分以内、87回大会からは5000m16分30秒00以内もしくは10000m34分00秒00以内と変更。95回からは5000mの記録での参加が認められなくなっていた。 近年、箱根駅伝予選会を目指す大学の選手たちは、気温の低い春や予選会直前となる9月の記録会で標準記録を目指すことが多かった。しかし、今回の参加資格変更により種目選択の幅が増えたことから、1月から3月に開催されるハーフマラソンで標準記録突破を狙う選手も多くなりそうだ。
月陸編集部