旧暦の10月10日に全国から神々を迎える出雲市大社町の稲佐の浜で、世界平和を祈願する火渡り神事が営まれました。 この火渡り神事は、日本の伝統文化の伝承などを目的に2023年に設立された東京の「日本伝承会」が営んでいます。 「神在月」に全国から神々を迎える出雲市大社町の稲佐の浜に設けられた桧造りの護摩壇。山伏たちが邪気を払った後、火を着け、参拝者の願いが書かれた護摩木を投げ入れました。 やがて護摩壇が燃え尽きると火渡りが行われ、山伏と参拝者が世界平和とそれぞれの願いを唱えながら、まだ熱が残る灰を素足で踏みしめました。 参拝者： 「こういう経験なかなかできないので、経験できてよかったです」 「思ったより熱くてドキドキしたんですが、ちゃんとお祈りもできたのでよかったです」 「家族の健康と自分の健康を祈りました」 「わたしは、みんなの幸せを願いました」 火渡りを済ませた人たちは、神話の舞台となった浜で厳かなひとときを過ごしていました。