警察官の職務や魅力紹介 熊本県警が採用ガイダンス
警察官を志す大学生や大卒者を対象にした採用ガイダンスが8日、熊本市中央区の熊本県警本部であった。県内外の約40人が参加し、若手警察官らと交流して職務への理解を深めた。 県警が2016年から毎年開催。刑事や交通など部門別に9ブースを設け、若手の警察官・職員が座談会形式で仕事の内容や魅力を紹介した。 参加者は「面接でアピールしたことは何か」「交番勤務はどのような様子か」と質問し、説明を熱心にメモしていた。 東洋大を今春卒業した男性(22)=中央区=は「チームワークを大切にしながら事案に対応している姿勢が伝わり、警察官を目指す気持ちがさらに強まった」と話した。 少子化や民間の採用意欲の高まりで、警察官採用試験の応募者は減少傾向。23年度試験は大卒程度が前年度比47人減の305人だった。県警は24年度実施の試験から、受験資格年齢の上限を35歳に引き上げる。(松冨浩之)