広島県安芸高田市議選 新議員16人決まる
任期満了に伴う広島県安芸高田市議選は17日投開票され、新議員16人が決まった。現職11人、元職1人、新人4人で、党派別は公明党1人、無所属15人。当日有権者数は2万1912人。投票率は59・38%で、2020年の前回選を3・81ポイント下回り過去最低となった。 安芸高田市議選の開票結果 定数は同じ前回選より2人多い20人が立候補し、合併20年を迎えたまちづくりや行財政改革、議会の役割を軸に主張を展開した。この4年の任期の大半が重なった前市長の石丸伸二氏の政治姿勢に対する各候補者の評価も焦点となった。 当選者の6町の地域別では、高宮4人、吉田、甲田、向原が各3人、美土里2人、八千代1人となった。 市議会はこの4年、石丸氏と行政手法を巡って過度な対立が続き、双方の対話や議論が細った。石丸氏は7月の東京都知事選に立候補するため1期目途中の6月に職を辞し、続く7月に行われた市長選で藤本悦志氏が初当選した。新たな市議会の任期は12月1日からで、藤本市政の下での対応が注目される。
中国新聞社