【大学野球】東大・大原海輝が打率3割3分3厘で初のベストナイン 今季の目標「2割5分」から飛躍の理由
東京六大学野球春季リーグ戦のベストナインが2日に発表され、東大・大原海輝外野手(3年=浦和)が初めて選ばれた。大原は今季10試合全てに出場(うち先発は8度)し、33打数11安打8打点1本塁打、打率3割3部3厘という内容だった。 初受賞について、「すごい率直にめちゃくちゃうれしい」と思わず笑みがこぼれた。今季の目標は「2割5分、1カード1打点の5打点」に定めていたと言い、「自分の中ではよく出来た。いい結果で終われた」と充実感が漂った。 昨秋は2試合の出場で安打なしに終わった大原。今リーグでの飛躍の要因については、「冷静に考えて自分と相手の実力を見極めた上で狙い球を絞って臨めた。あと体が大きくなってスイングスピードが速くなった」ことを挙げ、その結果が対明大2回戦での本塁打につながったと分析した。 今季は全敗の勝ち点なしに終わった東大。秋季リーグ戦に向け大原は、「打ち損じている球も多いし変化球の対応力も課題かなと思うので、もっと打てるバッターになって帰ってきたい」と意気込みを語った。進化を続ける東大の主軸から目が離せない。
報知新聞社