低迷続いたサンリオ、「26年ぶり赤字」から復活で反転攻勢
本腰を入れて進めてきた経営改革の成果がここにきて実を結びつつある(撮影:今井康一)
サンリオ(8136)の"復活"は本物か――。 「ハローキティ」や「マイメロディ」などのキャラクターで知られるサンリオ。同社は、11月に2023年3月期予想の見直しを発表した。売上高は574億円から623億円(前期比18%増)に、営業利益は47億円から70億円(同2.7倍)へと見直す大幅な上方修正となった。 株式市場はこのサプライズ修正に反応し、同社の株価はマドを空けて急騰。発表翌日の終値は前日比12.9%高の4460円となった。12月中旬以降も4400円前後と同じ水準で推移している。 長く業績の低迷が続き、2021年3月期には26年ぶりの営業赤字に転落していたサンリオ。以来、本腰を入れて進めてきた経営改革の成果がここにきて実を結びつつあるのだ。
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髙岡 健太