無骨な軽トラがスタイリッシュに！

スズキは、軽トラックのスーパーキャリイに特別仕様車の「Xリミテッド」を設定した。

　日本を代表するクルマといえば、日産のGT-Rや三菱ランサーエボリューション、ホンダ・シビックタイプRなどといった往年のスポーツカーのイメージが強いのではないだろうか。 【画像ギャラリー】スズキ・スーパーキャリイ「Xリミテッド」のスタイリングやディテール 　たしかにこれらのモデルはどれも世界的に人気で、それは中古車相場を見ても明らかだ。 　しかし、日本の自動車業界にはスポーツカー以外にも自慢できるクルマがちゃんと存在する。それが軽自動車だ。小さなボディに660ccのエンジンを搭載するという決まりがある軽自動車は、限られた条件のなかで創意工夫を凝らしたさまざまな装備や機能を持たせており、モノづくり大国日本を象徴するようなパッケージングを実現。最近では海外からも注目されている。 　そのなかでも「軽トラック」や「軽バン」は、ほかに類を見ないコンパクトな車体と独創性で、実際にアメリカでも愛好家が急増しており、注目度が年々上がっているのだ。 　今回紹介するのは、そんな軽トラックの代表的車種であるスズキ・キャリィに関するニュースだ。 　スズキは、「スーパーキャリイ」に特別仕様車「Xリミテッド」を新たに設定。「スーパーキャリィ」とは、通常のキャリィの座席後方にシートバックスペースを確保した広いキャビンを採用したモデルで、実用性の高さが自慢の軽トラック。また、先進安全装備も一部採用する。 　この「Xリミテッド」は、「スーパーキャリイ X LEDヘッドランプ装着車」をベースに、専用のデカールを追加したほか、メッキ部分のフロントガーニッシュやフォグランプベゼルなどをブラックに変更し、道具感満載な軽トラックをスタイリッシュに演出。さらに、ホイールやドアハンドル、ドアミラーもブラックにし、格好よさを追求した1台となっている。 　価格は5MTモデルが151万3600円、4速ATモデルが161万2600円。作業のみならず、アウトドアやレジャーで使う人には打ってつけの軽トラックと言えそうだ。