最悪の”超大型契約”に…MLB、不良債権となった大物(3)”スーパースター”がまさかの転落
メジャーリーグの世界では、球界屈指の活躍を見せる選手の超大型契約が度々話題となる。長期契約を結ぶことにより、主力の流出を防ぐメリットがある一方で、年俸に見合う活躍ができなければ、不良債権と化してしまうデメリットも存在する。そこで今回は、大型契約を結ぶも期待外れとなったメジャーリーガーを紹介する。
ロビンソン・カノ―
・ポジション:内野手 ・投打:右投左打 ・身長/体重:183㎝/96㎏ ・生年月日:1982年10月22日 ロビンソン・カノーは、メジャーリーグを沸かせたスーパースターの1人だが、2022年を最後にMLBでのプレーはない。 ニューヨーク・ヤンキース時代には5度のシルバースラッガー賞に輝くなど、メジャー屈指の二塁手として君臨したカノ―。 2013年オフに10年総額2億4000万ドルの大型契約を勝ち取り、シアトル・マリナーズに移籍した。2016年には自己最多の39本塁打を記録するなど、移籍後も安定したパフォーマンスを発揮していた。 ところが、2018年に薬物規定違反が発覚し、80試合の出場停止処分に。翌2019年はトレードでニューヨーク・メッツに移ったが、故障に苦しんで物足りない成績に。20年オフには2度目の薬物規定違反が発覚し、1年間の出場停止処分を受けた。 2022年に復帰を果たしたが、同年5月に事実上の戦力外(DFA)に。その後、2球団でプレーを続けたが、通算33試合で打率.150、1本塁打と振るわなかった。 その後は中東と南アジアの4チームで構成される新リーグ「ベースボール・ユナイテッド」に参加。現在はメキシカンリーグでプレーを続けている。
ベースボールチャンネル編集部