英ロックバンド「オアシス」 奇跡の復活ライブを前に30年間の軌跡をたどる展示会が六本木ミュージアムで11月1日スタート
衝撃の再結成を公表した英ロックバンド「オアシス」の200を超える貴重なアイテムを展示する「リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展」が11月1日から23日まで東京・六本木ミュージアムで開催される。31日にプレス向けの内覧会が行われた。 オアシスは、リアム(52)とノエル(57)によるギャラガー兄弟を中心に結成され、94年にデビュー。「リヴ・フォーエヴァー」「ホワットエヴァー」「サム・マイト・セイ」ど世界的ヒット曲の数々を生み出し、08年までに全世界で7500万枚以上のトータル・セールスを記録したが、ギャラガー兄弟の不仲によって09年8月28日、ノエルがオアシスの脱退を表明して解散。復活は不可能とささやかれていた。しかし、15年が過ぎた今年の8月27日、公式SNSへの投稿でバンドの再結成と16年ぶりのワールドツアーの開催を発表し、ファンを大喜びさせた。
展示会は、バンドの軌跡を4つの章で構成している。第一章では、デビューから2009年の活動休止までの間に発表された7枚のアルバムを年代を追いながら、収録曲の直筆歌詞(ノエルとリアムによるもの)など貴重な展示品とともに追っていくほか、オアシスの歴代ロゴが並ぶパネルも展示している。 第二章では、バンド愛用の楽器や数々の受賞トロフィー、そしてイギリスの雑誌を中心に、日本のファッション誌も含め、メンバーが表紙に登場した当時の雑誌が多く展示される。第三章は、当時の実物ポスターがズラリと並ぶ壮観な展示セクション。アルバムやシングルの告知ポスターやツアーのポスター、日程表や、ツアーパス、リストバンドなどの実物を展示している。 第四章はオアシスの名曲たちが、作詞家で音楽プロデューサーのいしわたり淳治氏によって再構築された新たな対訳とともに紹介する。ギャラガー兄弟の手描き歌詞も多数展示。ジャケット・アートワークや関連したアートを、英語のオリジナル歌詞と新たな日本語対訳と一緒に展示するリリックにフォーカスしたセクションもある。 オリジナルグッズの販売コーナーを過ぎると、最後にデビューアルバム「オアシス(原題:Definitely Maybe)」のアートワークや「リヴ・フォーエヴァー」でリアムが腰掛けていた椅子(いす)をを再現したフォトスポットを用意。全体を通じて奇跡の再結成ライブを前に、改めての軌跡をたどりながら「オアシスのいる世界」をともに楽しめる内容になっている。
中日スポーツ